がんと免疫の最新常識

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免疫療法を組み合わせたがん治療設計

今までのがん治療、標準治療だけでは癌幹細胞が残存し、再発転移を完全に防げないとうことが解ってきました。
「標準治療とANKがん免疫療法」を組み合わせて完治を目指す方法ががん幹細胞を殺傷できるので長期再発のない完治が期待できます。
「どのような治療計画が良いのか?」「どんな方法があるのか?」
それをがん専門医と決めていくのが「がん治療設計」です。

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進行がんの完治を目指すがん治療設計(標準治療に免疫治療を組み合わせる)

がん治療には、保険診療として広く実施されている標準治療と、自由診療で提供されている先端治療などがあります。
医療制度上そうなっているので、「保険診療か自由診療か」という二者択一で考えるべきものではありません。
標準治療はがん治療の基本であり、拒否すべきではありません。
自由診療は必要に応じて積極的に活用すべきです。


免疫細胞療法などを受けるには病院の掛け持ちは必要

混合診療規制

公的医療保険の充実している日本ですが、その運用上、「混合診療規制」というルールがあります。そのため、病院は、同じ患者さんの同じ病気に保険診療と自由診療の両方を行う事はできません。 保険適用を申請する制度がなかった免疫細胞療法などは、自由診療で実施されています。受診を希望する患者さんは、自分で保険診療と自由診療の医療機関を掛け持ちし、うまく使い分けることが必要です。

患者さん自身で働くことが必要

 大病院 クリニック 
 保険診療  自由診療
 手術  ANK免疫細胞療法
 放射線  分子標的薬(保険適用外処方)
 抗がん剤  

どうしたらよいか分からない方は、ひわきクリニックの無料相談をご利用ください。


保険診療と自由診療の使い分け‐誰に何を聞くかは大事

   保険診療  自由診療
特徴 国民のお金を使うため、治療の選択肢は細く決められ、ルール通りに行う必要がある。保険診療医は、自分が実施できない自由診療の治療を進める立場にはない。 患者さんは自分のお金で受けるため、自由度は高い。医師の裁量権で、治療設計にも自由度がある。
治療手段 大きな腫瘍を手術する外科手術や、縮小させる放射線療法といった局所療法のほか、全身療法としては、一時的にがんの勢いを抑える威力はあるが、ガンが全滅するまで効果が維持しない抗がん剤治療のなどが中心。 全身療法として免疫細胞療法、保険適用外の分子標的薬などがある。飛び散ったがんの治療には向かないが、局所療法も、重粒子線、陽子線、サイバーナイフなど選択肢が多い( 1部保険適用)。
使い分け 保険診療は、ルール通りに実施される。治療の選択肢はもともと限られているため、淡々と規定通りに進める。 保険診療で実施される治療は、一般に自由診療のみで提供される治療よりも高額。これを、自由診療として費用全額本人負担で受けると莫大な金額になる。保険適用されている検査や治療は、保険診療として受けることが得策。
医師には がんの性質や程度、標準治療の治療方針や日程について、また手術後の病理検査や、その他の検査結果などを詳しく聞く。自由診療について、保険診療医に根ほり葉ほりに聞いても答える立場にない。 保険診療行に聞いた診断履歴、治療履歴、標準治療の方針治療などを、なるべく正確に伝えて相談するのが望ましい。保険診療のことも含めて、治療全体の設計を考えられるのは、立場上、自由診療の医師しかいない。

保険診療と自由診療を併用し延命ではなく完治を目指す

がん標準治療は、保険診療として受けられる3大療法(手術・放射線・抗がん剤治療)が柱になっています。 まだ転移していない局所のがんを手術で取り切れば予後もなく、標準治療だけでも高い治療成績が望めます。
ただし、全身に散らばる進行がんを、標準治療だけで直すのは困難です。
標準治療の全身療法は主に抗がん剤治療ですが、殺細胞剤は分裂中の細胞を殺す仕組みで、がん細胞だけを全滅させるものではないからです。やがて薬剤耐性が現れ、薬が効かなくなることもよく知られています。
そうした限界から、進行がんに対する標準治療の目的は「延命」となり、患者さんの望む「完治」は視野の外になってしまうのです。
しかし、自由診療にも目を向けると、全身療法として分子標的薬(保険適用外)や免疫細胞療法があります。
特に、ANK療法は、単独でがんを完治させる免疫細胞療法として開発されたもので、標準治療を補完する治療法として有名な選択肢になり得ます。 ただし、標準治療を拒否して免疫細胞療法受けるという選択は、賢明ではありません。
がんとの闘いは、時間との勝負です。いかに活性の高いNK細胞でも、勢いづいたがんを食い止め、勢力逆転に持ち込むまでには時間がかかります。
それでは莫大な費用がかかるうえ、場合によっては、それまでもたない可能性もあります。標準治療は、常に最大限活用すべきなのです。
一方、「保険診療で出来る事を全てやって、様子を見てから免疫細胞療法受ける」という考えもいただけません。やはり手遅れにならないよう、がんと診断されたら、すぐに自由診療も検討するのがベストです。保険診療と自由診療を初めから「かけもち受診」するのが最も理想的です。
ちなみに、自由診療なら、保険の利かない部位でも有効性の期待できる分子標的薬を使うことができます。とは言え、話題性の高い新薬をすぐ導入したりするのは行き過ぎでしょう。例えば、T細胞の攻撃力が解放されると正常細胞も攻撃して自己免疫疾患を引き起こすなど、むずかしい副作用も想定されます。そこは、投与実績の蓄積を待つのが原則でしょう。


保険診療を軸に自由診療を組み合わせていく治療設計のイメージ

がん治療設計イメージ図


自由診療での実施に適している免疫系がん治療とは

  免疫細胞療法 分子標的薬
保険診療   現状、ごく1部の部位のがんに限って保険適用になっている
自由診療 従来、保険適用申請を仕組みがなかったので原則、自由診療 保険適用外の十分使用実績がある薬を活用

保険適用外の分子標的薬は、自由診療で使うほかありません。ただし、免疫チェックポイント阻害薬のような登場して間もない新薬は、クリニックで安易に処方するとどんな副作用があるかわからないため、大きな保険診療機関(大学病院など)で慎重に処方されるべき性質のものです。 自由診療での使用に適しているのは、すでに承認されてから時間も経ち、特性が比較的わかっているものが基本です。